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DUCATI 748(Bipost)
1993年にミラノショーで鮮烈なデビューを果たした916STRADAは、それ以後世界的に高い評価を受けることになる。そんな中で、SS600クラスのレースレギュレーション(2気筒は750ccまで)に合わせ、排気量を748.1ccとして1994年にIFMAショーで発表されたのが748である。
既に当時より絶賛を受けていた916のシャシーをそのままに、748ccにスケールダウンしたエンジンを搭載する748は単なるレーサーベースではなく、また916の廉価版でもない。新たにボア・ストロークを設定しなおされた水冷デスモクワトロはレブリミット11,500rpm。750ccVツインとしては異例の超高回転型とされ、官能の世界へとライダーを誘う。
もはやサーキットでしかその実力の全てを発揮することが叶わないほど先鋭化してしまった916シリーズに比べて峠では明らかに御しやすく、ハンドリングのバランスは916をも凌ぐとの呼び声も高い。
1995年よりデリバリーの開始された748だったが、2002年にピエール・テルブランチの手になる749シリーズが発表され、日本国内で流通するのは2002年限りになるもその流麗なデザインを惜しむ声は多い。
なお、写真のカラーはオーナー氏によるオリジナルで純正色ではない。(純正色はイタリアンレッドとイエローの2色。'02年型748S限定カラーでチタニウムグレーも存在した)
(写真提供: 右近ちゃん氏)
全長 | 2,030mm |
全幅 | 780mm |
全高 | 1,080mm |
ホイールベース | 1,410mm |
最低地上高 | 150mm |
シート高 | 790mm |
キャスター/トレール | 23.5~24.5°/91~97mm |
乾燥重量 | 202kg |
エンジン形式 | 水冷4サイクルガソリンDOHC2気筒デスモドローミック4バルブ |
潤滑方式 | ウェットサンプ |
排気量 | 748.1cc |
ボア×ストローク | 88.0×61.5mm |
圧縮比 | 11.5(±0.5) |
最高出力 | 98ps/11,000rpm |
最大トルク | N.A. |
変速機 | 常時噛合式リターン6速 |
タイヤサイズ | F:120/60ZR17 R:180/55ZR17 |
フューエルタンク容量 | 17L |