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Volkswagen New Beetle （2001年モデル）
VWビートルと言えばその祖を1938年まで遡る、大衆車として世界で最も成功した自動車として異論はないだろう。そのビートルもドイツ本国では'78年1月19日を以ってその使命を終え、生産を終了した。
（↑もっともメキシコなどでは2002年現在なおも旧ビートルがノックダウン生産されている！）
そして1994年。アメリカのデトロイトショーで展示されたショーモデルは世界中のビートルマニアにとってまさに衝撃であった。コンセプト1と名づけられたそのクルマはビートルの進化版と言ってよかった為だ。
安全対策等に因りややファットなイメージ（全車3ナンバーである）になっており、エンジンも水冷で駆動方式はRRからFFへと変更されたが、デザインコンセプトは旧ビートルを忠実に踏襲している
J.メイズとフリーマン・トーマスによるプレゼンテーションは絶賛を受け、1998年にアメリカで発売が決定するや予約が殺到。時の米大統領クリントン氏も娘のために予約を入れたほどで、すぐに全世界的に販売することが決められた、まさに「待ち望まれた」クルマと言えよう。
ドイツ車らしく作りは質実でカッチリとしており、足回りなどの煮詰めにも抜かりはない。非常に高いボディ剛性や車体性能に対してややNAのSOHC水冷4気筒エンジンが非力な印象だが、2002年には5バルブターボエンジンを用意するなど、ラインナップは確実に充実している。
余談だが、このニュービートルのワンメークレース用に限定で作られた「RSi」は3ナンバーとしてはコンパクトなこの車体に225ｐｓを叩き出す3.2リッターV6エンジンを搭載、9J×18ホイールを履くためにオーバーフェンダーとエアロパーツを標準装備。6速MTで0-100ｋｍ/ｈ加速はポルシェボクスターをも凌ぐ6.4秒と言う韋駄天である。
（写真のモデルは管理人の父の元所有車）
| 全長 | 4090ｍｍ |
| 全幅 | 1730ｍｍ |
| 全高 | 1500ｍｍ |
| ホイールベース | 2515ｍｍ |
| トレッド前/後 | 1510/1485ｍｍ |
| 最低地上高（空車時） | 135ｍｍ |
| 車両重量 | 1280ｋｇ |
| 最小回転半径 | 5.1ｍ |
| 燃費（10.15モード） | 9.9ｋｍ/ｌｔ |
| エンジン形式 | 4サイクルガソリン直列4気筒OHC |
| 排気量 | 1984cc |
| ボア×ストローク | 82.5×92.8ｍｍ |
| 圧縮比 | 10.3 |
| 最高出力（ネット） | 85ｐｓ（116ｐｓ）/5400rpm |
| 最大トルク（ネット） | 172ｋｇ-ｍ（17.5ｋｇ-ｍ）/6,500ｒｐｍ |
| 変速機 | 4速AT |
| タイヤサイズ | 205/55R16 |
| フューエルタンク容量 | 55L |