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「ハルニレの木」 (1999年8月16日)

草原にぽつねんと、しかし雄々しく葉を広げるハルニレの木。
「この木なんの木気になる木」と噂された豊頃町の銘木。
(↑実は無関係らしい)
当初私はまったくこの木の存在を知らず、無論観光予定にも入れていなかったのだが、ふと看板につられて立ち寄った。
道から200mか300mほどあろう草原の小径を抜けるとそこに二本の幹を持つハルニレの木がそびえていた。
差し交わす枝の向こうからこぼれる耀に手を翳し、囁く葉擦れに耳を傾けると樹の言葉が聞こえたような気がした。
だから忘れないように書き留めておこう。

(因みに「この木なんの木気になる木」はハワイに生えているモンキーポッドという木だそうな)

 


使用画材:
STAEDLER KARAT 水彩色鉛筆

水彩紙

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