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セッティングの実践 |
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では実際にキャブレターをセッティングしてみましょう。
ところでキャブレターをセッティングするとき、どこを調整すれば良いのでしょう? |
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これらのパーツを交換したり、ねじ込む回数を変えたりすることで調整します。
さて、図の示す通りキャブレターには沢山調整するところがあって、初めは何をどう触って良いのかよくわからないと思います。実際に調整する為にはエンジンのあらゆる回転域でガスが濃いか薄いかを判断しなくてはいけません。 |
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これらの症状がアイドリングから全開まで出ないようになったらセッティングは完了しますが、実際には気温(これが高いと空気の密度が下がって濃い症状が出ます。気温が低いと反対に薄くなります)、湿度(同様に湿度が上がると濃くなります)、標高(標高が上がると気圧が下がって濃くなります)やエンジンの個体差によってセッティングは微妙に変わってきますので、セッティング道(笑)に終わりはありません。
キャブレターのセッティングは低回転域からスタートして高回転域へ向かって調整し、高回転域が決まったら再び低回転域へと微調整を進めます。 また、前項で少し触れましたが、キャブレターのセッティングパーツはあくまでもアクセル開度に従い、エンジン回転数によりません。
例えば全開からスロットルを閉じてコーナーに入り、じわりとスロットルを開ける……という場合、いくらエンジン回転数が高くてもスロットル開度としては低開度になるのでセッティングパートとしてはスローになるのです。
中低速が決まって普通に走れるようになったら、回転を上げて最終的にアクセル全開の状態での調整を行います。 |
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